池田清彦『他人と深く関わらずに生きるには』

この本の言いたい事にひとつに「みなさん。自分の頭で考えられる大人になりましょうね」というのがあると思うのだが、自分も含めしっかり自立していない人間にとっては耳の痛い話が多い気がする。
「はじめに」に書いてあり、帯にも

本書には真面目な(だと思っている)人が聞いたら、目をむくような項目が並んでいるが、真面目な人の神経を逆なでしようと思って書いたわけではない。

とあるんですが、Amazonのレビューを見ると「真面目な(だと思っている)人」を面白いように逆なでしているのがわかって楽しい。前述したような耳の痛い人が腹いせに書いているのでなければいいのですが。

他人と深く関わらずに生きるには (新潮文庫)

他人と深く関わらずに生きるには (新潮文庫)