松沢呉一『魔羅の肖像』

ブックオフで100円で買った。とてもためになる本。 内容は主にチンコにまつわるエトセトラ。 さらに世間に蔓延る「恋愛至上主義」を徹底批判して、愛があればチンコなんてどうでもいいという風潮に異を唱えまくってます。 松沢さんが言うには「恋愛至上主…

柏木博『モダンデザイン批判』

2ちゃんねるの「潔癖症の生活事情を語るスレ」のまとめを読んで、潔癖症の人も頭では意味のないことをしているんだとわかっていると初めて知りました。わかっていてもしてしまうというのはある種の病気なんでしょうね。だから「症」とつくんだというレスも…

池田清彦『構造主義科学論の冒険』

最近池田清彦さんの本を読み漁っている訳ですが、文庫版のまえがきを立ち読みしてつい衝動買いしてしまったのがこの本です。いきなり社会生物学の悪口ですから、つかみとしては十分ですよ。 正直文系(というか美術系)の自分としては科学のことはよくわからな…

池田清彦『他人と深く関わらずに生きるには』

この本の言いたい事にひとつに「みなさん。自分の頭で考えられる大人になりましょうね」というのがあると思うのだが、自分も含めしっかり自立していない人間にとっては耳の痛い話が多い気がする。 「はじめに」に書いてあり、帯にも 本書には真面目な(だと思…

ケビン・ベイルズ『グローバル経済と現代奴隷制』

以前の日記に読みたいと書いた『グローバル経済と現代奴隷制』(ケビン・ベイルズ/大和田英子訳)を読んだ。けっこう時間がかかってしまった。読む前は過酷な労働条件の人達のことなのだろうと高をくくっていたが、まったく違った。著者もそういう人達とこ…

池田清彦『正しく生きるとはどういうことか』

もし友達や恋人に『正しく生きるとはどういうことか』なんて本を薦められたら、「なんだ宗教かセミナーにでもはまっているのか」なんて思われてしまいそうですがこの本はそんなんぢゃあないんです。最近よく読んでる池田清彦さんという生物学者の本なんです…

最近読んだ本

デザインの生態学―新しいデザインの教科書作者: 後藤武,佐々木正人,深澤直人出版社/メーカー: 東京書籍発売日: 2004/04/01メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 8人 クリック: 87回この商品を含むブログ (52件) を見る著者が三人なのでおおまかに三つの部…

『やがて消えゆく我が身なら』を読んで

『グローバル経済と現代奴隷制』を読みたいと思った。 池田清彦さんのエッセイ集『やがて消えゆく我が身なら』のなかに出てきたからだ。 最安値の原料と最安値の労働力を求めると、グローバル経済の中では第三世界に奴隷労働者を生むことになるらしい。スー…

『生命の意味論』を読んだ

『生命の意味論』を読んだ。 免疫学者の多田富雄さんの書いた本で『免疫の意味論』の続編的な本だ。この本は雑誌の連載が元になっているので、『免疫の意味論』よりも専門的な話が少なく読みやすい。 両方の本ともに出てくる「超(スーパー)システム」とい…

『スモールワールド・ネットワーク』を読んだ

『スモールワールド・ネットワーク―世界を知るための新科学的思考法』を(ちょっと前だけど)読んだ。 ネットワークの科学についての本。Amazonのレビューでも書かれているが、訳注などに訳者の意見が書かれているのはどうかと思う。 でも、内容は面白く実際の…

『ダ・ヴィンチ・コード』を読んだ

『ダ・ヴィンチ・コード』読み終わったけど、おもしれー。 オカルト好きにはたまらない内容じゃないの?死海文書やフリーメーソンなんて言葉を久々に見ましたよ。 中学生の頃、『ワンダーライフ』っていう『ムー』みたいなオカルト雑誌を読んでたんだけど、…