2006-06-01から1ヶ月間の記事一覧

池田清彦『構造主義科学論の冒険』

最近池田清彦さんの本を読み漁っている訳ですが、文庫版のまえがきを立ち読みしてつい衝動買いしてしまったのがこの本です。いきなり社会生物学の悪口ですから、つかみとしては十分ですよ。 正直文系(というか美術系)の自分としては科学のことはよくわからな…

今日思ったこと

社会の自殺者を生物のアポトーシスになぞらえることの危険性は、バカなオレにもわかります。 (例えば)嘘をつくBPD(境界性人格障害)の人に「真面目な人がバカを見る社会ですから」とか言ってみたい。

池田清彦『他人と深く関わらずに生きるには』

この本の言いたい事にひとつに「みなさん。自分の頭で考えられる大人になりましょうね」というのがあると思うのだが、自分も含めしっかり自立していない人間にとっては耳の痛い話が多い気がする。 「はじめに」に書いてあり、帯にも 本書には真面目な(だと思…

科学とデザインと

池田清彦さんは科学理論は自然の中にある不変の法則ではなく、我々の中で発見(発明)されるといいます。*1 深澤直人さんはデザインは自分側にあるのではなく、向こう側(相手側)にあるといいます。*2このふたつ、関係ないようで繋がっているのでは?と思った。…

Luke Vibert『YosepH』

ルーク・ヴァイバートの中では珍しくサンプリングが少なく、全編TB-303のようなアシッドサウンドのアルバム。テンポはゆっくりめ、でも踊れる。こういうフィルターを効かせたビヨンビヨンという音はこのアルバムみたいに使い方が上手いとほんと飽きない。 そ…

Robert Leiner『Visions of the Past』

このアルバムはアポロっていうレーベルからでている訳だけれども、アポロってのはR&Sレコードのアンビエント部門だったと思う。だからか内容もアンビエントっぽいけど、半分以上の曲にキックが入っていて中にはテンポのはやい曲もある。基本的には地味です…

電車にて

電車で座っていたら向かいに高校生のカップルが座りました。仲良く話していました。 ふと気付くと彼の方が携帯電話で話していました。彼は話し終えるとその携帯を彼女のカバンのポケットへ入れました。 しばらくしてまた二人を見ると彼がやたらと彼女に手を…

『嫌われ松子の一生』

けっこう混んでるなーと思ったら、チケット代が1000円だと言われて気付きました。今日は1日だから安いんですね。 映画の方ですが、うん、面白かったです。現代と過去を行ったり来たりする構成は(原作通りなのかもしれませんが)秀逸だし、登場人物が多い割…